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ESと面接で使える、オフィスの話し方

2026年9月4日更新 OFFICELOVERS編集部 就活で使う

志望動機に「働く環境」を書きたい。でも「きれいなオフィスですね」では何も言っていないのと同じです。会社が自分で公開しているオフィスツアー動画には、その会社が「こう働いてほしい」と考えていることが形になって映っています。そこから1つ拾って自分の話につなげる、3ステップの書き方です。

この記事の材料:当サイトに収録している企業公式のオフィスツアー動画と、その概要欄・プレスリリースに書かれている事実だけです。 例文は編集部が作ったもので、実際のES・面接での評価を保証するものではありません。 設備がいまも同じ形であるかは動画からは分かりません。ESに書く前に、採用ページか説明会で最新の状況を確かめてください。

なぜ「オフィスの話」が志望動機で効くのか

志望動機で「社風」「風通し」「挑戦できる環境」と書く人はとても多く、読む側には見分けがつきません。 一方で、会社が自分でお金と時間をかけてオフィスツアー動画を公開しているのは、 「こういう働き方をしてほしい」という会社の意思を、言葉ではなく形で見せたいからです。 その動画から具体物を1つ拾い、「だから自分はここでこう働きたい」につなげると、 同じ「環境に惹かれた」でも、自分の目で確かめた人の文章になります。

3ステップ:見る → 1つ選ぶ → 自分の行動につなげる

ステップ1:公式動画を見る(個人の動画は使わない)

当サイトの新卒特集には、企業が「新卒採用向け」と明記して公開したオフィスツアー動画を集めています。 ESに書くなら、材料は企業公式の動画に限ってください。個人のチャンネルの動画は、その人の感想が混ざっています。

ステップ2:設備ではなく「設備が示す働き方」を1つ選ぶ

「集中ブースがあって良いと思いました」は設備の感想です。 「集中ブースを用意しているということは、ひとりで深く考える時間を会社が認めている」と読み替えると、働き方の話になります。 当サイトが動画を設備ごとに数えた別の記事では、 カフェ・ラウンジが27社、フリーアドレスが22社、集中ブース・個室が14社、社員食堂が9社でした。 設備ごとに「会社が答えようとしている質問」が違います。

ステップ3:自分の経験と、入社後の行動につなげる

最後に「自分はその働き方をすでに経験している」か「その働き方でこう成果を出したい」のどちらかを1文で足します。 ここまで書いて、はじめて志望動機になります。

例文3つ(公式動画に映っている事実から)

サイバーエージェント:拠点が5か所ある、という事実から

サイバーエージェントの新卒採用向けオフィスツアー動画(2026年8月公開・9分)は、採用人事がAbema Towers、渋谷スクランブルスクエア、番組収録を行うChateau Ameba、MVや広告を制作するスタジオ、FC町田ゼルビアのクラブハウスまで5か所を続けて案内します。

新卒採用向けのオフィスツアー動画で、メインオフィスだけでなく番組収録のスタジオやクラブハウスまで一続きで紹介されているのを見て、事業ごとに働く場所そのものが違う会社だと分かりました。大学のサークルで運営と配信を兼ねていた経験から、場所も役割も変わる環境で、自分の守備範囲を広げていきたいと考えています。

楽天グループ:社員食堂を「家族を招く場所」にしている、という事実から

楽天グループの公式動画(2023年10月公開)は、楽天クリムゾンハウスで開かれた「楽天ファミリーデー2023」のオフィスツアーです。家族や友人を招く社内イベントで、参加者は3,000名近く、4年ぶりに復活したカフェテリアのランチ企画が映っています。

楽天クリムゾンハウスのファミリーデーの動画で、社員食堂が社員のためだけでなく、家族や友人を招く場所として使われていることを知りました。私はアルバイト先で「働く場所を家族に見せられるか」が定着に関わるのを見てきたので、働く環境を外に開いている会社で、自分も人を招ける仕事をしたいと思っています。

メルカリ:フロアを一周できる回遊型、という事実から

メルカリは2025年12月に六本木ヒルズの18階から25・26階へ移り、新オフィス「CultureHub」の紹介記事で、フロアを一周できる回遊型のレイアウトで偶然の出会いを作ると説明しています。出社かリモートかを自分で選ぶ制度「YOUR CHOICE」(2021年9月開始)のもとで作られたオフィスです。

出社を選べる制度のもとで、それでも「人と偶然会う」ために一周できるフロアを作ったと知り、オフィスに来る理由を会社が設計していることに納得しました。ゼミの共同研究で、雑談から企画が生まれた経験があるので、会うことの価値を大事にする環境で働きたいです。

3つとも、「動画で見た事実 → それが示す働き方 → 自分の経験か入社後の行動」の順番です。設備そのものを褒めている文はありません。

やってはいけない3つ

  1. 動画の感想を長く書く。「おしゃれで驚きました」は評価であって根拠になりません。事実は1文、あとは自分の話にしてください。
  2. 古い動画を現在形で書く。当サイトには2015年公開の動画もあります。メルカリのように移転している会社もあります。公開年を確かめ、古い場合は「当時の」とつけるか、使わないでください。
  3. 他社の設備と混ぜる。同じビルに複数の会社が入っていることがあります(同じビルに2社)。動画がどの会社の、どのオフィスかを会社ページで確かめてから書いてください。

面接で聞かれたときの答え方

ESにオフィスのことを書くと、面接で「実際に来てみてどうでしたか」と聞かれることがあります。 そのとき「動画で見た◯◯を、今日入口で確かめました」と言えると、ESの文章が本当だったことが伝わります。 面接当日の行き方と確かめるポイントは、会社ごとの「面接前に見ておく」シリーズ(例:メルカリ)にまとめています。

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